ブリーダー放棄犬との出会い
5歳までに4回出産し動物愛護法改正により
先々出産できなくなるからもういらないと言われた子です
無理な出産が負担だったのでしょう
大きな卵巣膿腫があり手術しないと命があぶないです
パテラがステージ4なのでいつ歩けなくなるかわかりません
歯は歯石だらけできっと一度も掃除してもらったことがないでしょう
ゲージの中で道具のように扱われたのでしょう
犬だけど遊び方も知りません
犬だけど走ることもできません
犬だけど怖がって犬とも遊べません
犬だけど吠えることもありません
犬だけどお手もおかわりも出来ません
行きついた先は保護犬譲渡を名目に実質販売しているような場所です
こんな子が増えない社会にならないといけない
これがFamyの想いの源
ブランドコンセプトをまとめていくにあたり、多くの保護施設や保護団体へ訪問する日々
当然とても志が高く活発に活動している団体もあれば、そうではない団体もある
様々なカタチで運営されている団体を見てきました。
殺処分ゼロを目指して・・・
殺処分も場合によっては病気の犬猫のためになる・・・
保護犬・保護猫の譲渡活動の継続が難しい・・・
生体販売反対!
ブランド展開をするにあたって良い例も悪い例も現実を見る必要があった
その中で決して評判の良くない保護犬譲渡の会社?ショップ?企業?へ訪問した時のこと
その場所はとても賑わっていて、一般的にも保護犬に対する認識・意識が高まってきているのを感じた。とてもいいことだと思う。
入口を入ってすぐ目の前に「その子」はいた・・・
お座りをしてじっとこちらを見上げている柴犬・・・すぐに目に入った
他にも10数頭の保護犬がゲージの中から嬉しそうに尾をふりながら訪問者と触れ合っている。
とても人懐っこい子たちが多く、じゃれつく子達が人気のようで皆なでると嬉しそうにしている
「その子」はまったく尾もふらずじっと不安そうにしている
じゃれることもしないので、あまり人が立ち止まらずその子の前をちらっとみて通り過ぎる
だけど私と犬嫌いの奥さんはなぜかその子だけが気になった・・・
「その子」が「まる」

こんな感じ。。。
抱かせてもらうと全く動かない、吠えない、逃げない、抱かれているだけ・・・
犬嫌いの奥さんがこの子なら・・・と言った・・・
数分後・・・連れて帰らなければ行けない衝動が抑えられなくなった・・・
「出会い」は本当にあると今考えてもそう感じる。
その会社は「譲渡」と言ってはいるもののほぼ「販売」しているに等しい会社
譲渡なのに強制的に「寄付」を名目にそれなりの金額を払わなければならない
譲渡なのにいくつかの薬を強制的に買わなければならない
譲渡なのに強制的に保険の契約をしなければならない
保険を断っても断れないと店員は言う
しかし連れて帰ってきた・・・
連れて帰らないと行けないと感じた・・・
そして今は家族となった・・・
この会社の譲渡方法が正しいのか否か、、、
これも保護犬が少しでも飼い主と巡り合えることができる方法ならば、必要と考えるべきなのか、、、「保護犬ビジネス」と否定・避難されることもあるかもしれないが里親が見つかり1頭でも幸せになってくれる犬がいればいいと考えるべきなのか、、、
この難しさがペット業界・犬と猫の置かれている現実的な状況。
本当に考えさせられる。
筆:まるのちち